ダーツブレインノート

ダーツと4スタンス理論の話題がメインです。

肩の力みを抜く方法

肩に力が入ってしまう、どうしても肩が力んでしまう、と悩んでいる人は少なくないだろう。
とりわけ、A タイプの人は可動域である肩に力が入っていると肩を柔軟に使うことができず、安定性が落ちてしまう(もちろん B タイプの人にも言えることである)ので、肩の力みは抜くに越したことはない。

肩の力みは筆者も悩みだった。
というか、力んでいるのが当然すぎてそれが自然な姿だと思っていて、悪い点と感じておらず、悩みとすら認識していなかった。

実際に肩の力みを感じたのは、初めて DPL に行ったときだった。
スロー動画をみて開口一番で「肩に力が入ってますね、投げ辛く感じたり、投げ続けていると肩が疲れたりしないですか?」と言われた。
ずっとその状態で投げていた筆者としては全く力んでいるとは感じてなくて、学生の頃なんて6時間とか余裕で投げ続けられていたので「???」って感じだった。

筆者としては自然に投げているつもりだったので、若干の疑問を持ちながらもレクチャーの中で肩に力が入らないようにセットアップを作る方法を実践したのだが、それはもう青天の霹靂だった。

教わった通りにセットアップすると、まず全然窮屈にならないし、セットアップの姿勢を継続できる。
そして、めっちゃ腕が出る。腕がちぎれるんじゃないかってぐらい。

筆者はかつて、セットアップの姿勢を長い時間継続することが難しかった。
セットアップの姿勢を続けていると、肩が疲れてきてダーツを投げられるような状態ではなくなっていたのだが、今思えば肩に力が入っているのでそれは当然だとわかる。

それはもう自分の中で大きな改善点であることが明らかになったので、レクチャーを受けた日から、いかに肩の力みをとるか、力まずに投げられるかを練習に取り入れるようになった。
↓当時のツイート

5ポイント理論の出番

ここで本題。
どうやって肩の力を抜くか。

上で言ったように、DPL で教わった方法でも肩の力みは抜けるが、他の箇所の力みは抜けないし、それをやらないと(意識しないと)再発するため、対処療法に過ぎない。

じゃあどうするか。
結論から言うと、肩の力みを抜く方法は「骨格で立つ」ということだけ。
これだけで、肩の力みだけでなく全身の力みが抜ける。
要は、5ポイント理論に従ってしっかり軸を作って正しい立位姿勢を作ると、自然に力が抜けるということである。

この話題でブログを書こうと思ったきっかけのツイートがある。

このツイートは4スタンス理論(5ポイント理論)の話は出てこないけれども、言っていることはまさに5ポイント理論のことだ。

土踏まずを踏んで、各タイプの軸ポイントをしっかり乗せるように骨格で立ってセットアップすれば、自然と力みは抜ける、ということを言っている。

ビフォーアフター

参考までに、筆者の肩の力みが抜ける前と抜けた後の状態を載せておく。

ビフォーアフター

ちょっと分かりづらいが、before は肩に力が入っている分、肩のラインが少し盛り上がっているように見える。
それに対し、after は肩の力みが抜け、肩のラインが一直線に見えるのがわかる。
左肩も同様に、肩が少し落ちており力が抜けていることがわかる。

このビフォーアフター間は、肩の可動域を広げるトレーニングをしたとか、何か特別なことをしたわけではなく、
ただ「骨格を揃えて立つ」、つまり(筆者はAタイプなので)「土踏まず、膝、みぞおちを揃えて立つ」ことをしただけ。

厳密に言うともうちょっと意識している点はあるが、しっかり骨格で立つということをするだけで、目に見えて肩の力が抜ける。

肩の力みに悩んでいる人はぜひ5ポイント理論を学んだうえで試してみてほしい。